😳「このページ、私のことだ」と思わせなければ、LPはスクロールすらされない

🎯なぜ「反応が取れないLP」になってしまうのか?

「無料セミナーなのに誰も来ない…」
「LPを作ったけど、申込ボタンが全然押されない…」
これ、実は珍しい話じゃありません。
SNS広告もバナーも、そこそこクリックはされてる。

でも、「あ、このページ、私には関係ないや」と思われて、秒で閉じられてしまう

今回紹介するのは、そんな“刺さらないLP”から脱却した、ある現場の実話です。

改善のカギは──

👉誰のために、どう見せるかを徹底したこと
それだけで、申込率が2倍以上に改善されました。
この記事を読めば、あなたも「読者の心に届くLP」の考え方が分かります。

🧱「中小企業向け」は、広すぎる

ある制作会社が作ったLPの話です。
全国に約2,000社ある「地元の工務店」向けに、SEOサービスを売り出そうとしました。
最初のLPには、こんな文言がありました。

「中小企業向けSEO対策サービスを提供しています」

一見、間違っていないように思えますよね?

でも──この“ざっくり”した言い方が、響かなかったのです。
結果は、アクセスはあるのに申込ゼロ

💥失敗の原因は、“誰向けか”が見えなかったこと

社内で再検討したところ、実際の問い合わせは「3人以下の小さな工務店」が中心でした。

そこでLPの冒頭に、この一文を加えました。

「このページは、地方で働く3人以下の工務店さまに向けたSEO施策のご提案です」



ターゲットをピンポイントで“呼びかける”構成に変えたんです。
すると──
申込が安定的に入り、数十件以上の受注に繋がりました。

🎨“おしゃれ”より“信頼感”が勝つ

次のケースは、あるセミナー集客用LP。
デザインは、プロのデザイナーが手がけた「黒背景×白文字×カラフルボタン」のスタイリッシュな構成。

でも、クリック率は伸びず、申し込みも少数。

なぜか?
「黒背景って、ちょっと怪しく見えませんか…?」
と、社内から素朴な一言。

🔧改善ポイントは「見た目」じゃなく「見え方」

変更したのは4点

  • 白ベースの背景に変更

  • 色数は3色(ベース・メイン・アクセント)に限定

  • 講師の顔をリアルな写真で“どーん”と掲載

  • 実績(導入企業140社・掲載メディアなど)を明記

するとどうなったか?
セミナー申込率が2倍以上に改善。
「この人、信頼できそう」と思わせたことで、ページが読まれるようになったんです。

🔘CTAボタンが“背景と同化”してた…

どんなに良いLPでも、
申込ボタン(CTA)が目立たなければ、行動してもらえません。
あるページでは、CTAボタンが背景と同系色で、完全に埋もれていたんです。

見た目としては「美しい」デザイン。でもクリックはされない。

🎯見た目ではなく“目立ち方”が重要だった

改善策はこうでした

  • コントラストの強い色にボタンを変更

  • 文言を「【無料】相談してみる」に変更(安心感)

  • 「本当?→証拠→行動」と読者の気持ちに沿った流れに再構成

この“導線の修正”だけで、クリック率は激増。
そのまま申込率も右肩上がりに。
CTAボタンは、ただ置くものじゃありません。
気づかせて、押してもらって、安心して進んでもらう設計が大切なんです。

😥「無料なのに怪しい」と思われていた…

「無料セミナー開催!」と大きく打ち出したLPがありました。
ところが、まったく申し込みがこない。

調べてみると──
「無料=売り込まれる」という先入観で、避けられていたんです。

🔍あえて“売るつもりあります”と伝えたら…

改善したのは、たった一文。
「このセミナーの後半ではサービス案内をしますが、無理な売り込みはいたしません。」
さらに以下のような細かな改善も追加

  • フォームをページ内に埋め込み、入力項目は3つだけ(名前・メール・会社名)

  • CTAボタンに「【無料】セミナーに参加する」と記載

  • 担当者の顔・メッセージ・所要時間を明記して“人間味”を加えた

結果──
参加率は1.7倍に改善。キャンセル率も低下。
「隠すより、正直に言う」。
これが、今のユーザーにとって一番安心できることだったんです。

🎤セミナーも「中身が見えるか」がすべて

SEOセミナーを企画したある企業。
「2時間の無料セミナー開催!」というLPで告知しましたが──
申し込みゼロ。

理由は明白でした。
「何を話すのか分からない」から、不安だったんです。

🔄そこでやったのは“逆算設計”

改善したのはこの3つ

  • セッション構成を具体的に明記(「前半:最新SEO動向」「後半:事例紹介」など)

  • 講師の顔と経歴・登壇歴を記載し、“人柄と権威性”を伝える

  • 最後に紹介するサービスから逆算してセミナー構成を設計

この設計変更により──
申込数は少なかったものの、参加者の8割がサービスに興味を示し、商談化。
セミナーは「商品」じゃない。
信頼構築の場だと捉え直したことで、成果につながったのです。

✅明日から実践できるチェックリスト

「とりあえず作ったLP」から抜け出すために、
明日からすぐ確認できるポイントをまとめました👇

✅LP冒頭で“誰向けか”がハッキリ書かれている
✅色はベース・メイン・アクセントの3色に絞っている
✅講師や担当者のリアルな顔を掲載している
✅実績やロゴなど、信頼の証がある
✅ボタンの色が背景としっかり差別化されている
✅ボタン文言に「安心感」や「無料」といった要素がある
✅無料=怪しい心理に対し、先回りした説明をしている
✅セミナー構成が具体的に示されている
✅「売ります」を隠さず、先に伝えている
✅全体の流れが“会話のように自然”である

🧠まとめ:LPの仕事は「売る」より「共感される」こと

どんなに良いサービスも、
どんなに素晴らしいセミナーも、
「このページは自分のためじゃない」と思われた瞬間、
ユーザーの指は“戻るボタン”を押します。

大切なのは、
その瞬間に「これは私のことだ」と思わせること。

そしてそれは、

  • 誰に向けて書くのか

  • どう見せるのか

  • どこで不安を取り除くのか

──この設計の積み重ねで、LPの成果は劇的に変わります。

「私のLP、ちゃんと“読者のため”になってるかな?」

もし、そんな不安がよぎったら…
今日から、ひとつずつ改善をはじめてみませんか?🌱

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