⛳️「売れるLPは“数”じゃなく“質”!」ゴルフスクール事例から学ぶLP改善のリアル戦略

🎯はじめに:よくあるマーケ初心者の落とし穴

「広告を回せば、とにかく問い合わせ数が増えれば売上も増えるはず…」
マーケティングを始めたばかりの頃、誰もが一度はこう考えたことがあると思います。

でも実際は——

  • 問い合わせは増えたのに売上が伸びない

  • 無料体験に人は集まるが、その後の成約率が低い

  • 広告費だけが膨らんで赤字になる

こうした“数だけ追い”の失敗に陥るケースが本当に多いのです。
そこで今回は、ゴルフスクールの体験レッスン集客LPを事例に、実際に成果を出した改善のプロセスを紹介します。

このケースは「問い合わせ数」ではなく「利益に直結するお客さん」を集めることに徹底的にこだわった点が最大の学びです。

📖ストーリー:体験レッスンを2倍に伸ばしたLP改善の裏側

20年で970件以上の制作実績を持つ、いわば「LP職人」さんが担当した案件です。

依頼してきたのは、首都圏で3店舗を展開するゴルフスクール。
背景には、こんな課題がありました。

  • 店舗集客は検索流入や紹介が中心だったが、伸び悩み

  • 動画講座の販売経験はあるが、店舗集客用のLPは弱い

  • 広告を使って新規を取りたいが「現場が回らなくなる不安」がある

つまり「ただ数を増やす」施策は逆効果になりかねない状況だったのです。

🔎リサーチで見えた“本当のターゲット”

👥顧客データを分析すると…

経営者の感覚では「初心者向けに“百切り”を訴求すべき」と考えていました。
しかしデータを見てみると、実際に高収益につながっていたのは50代以上の顧客層

🎤インタビューでわかったこと

3名の顧客に直接ヒアリングすると、共通してこんな声が出てきました。

  • 「もう百切りは達成済み。次は80台を安定して出したい

  • 「理論的に説明してほしい。場当たり的なレッスンには疲れた」

  • 「同伴者から一目置かれる存在になりたい」

つまり、初心者市場を狙うと競合と同じ土俵で消耗戦になる
そこであえて「50代以上の再燃ゴルファー」にターゲットを絞ることにしました。

🧩コンセプト設計:「50代からのアベレージ80チャレンジ」

✨なぜコンセプトが重要か?

今は情報過多の時代。
メルマガ、LINE、SNS広告…日々あふれる情報の中で「自分に関係ある」と一瞬で理解されなければスルーされます。

そこで設定したコンセプトが——
「50代からのアベレージ80チャレンジ」

短く、強く、わかりやすい。
まさに広告版の「エレベーターピッチ」です。

🏌️‍♂️権威づけの活用

さらに「デビッド・レッドベター公認」の指導者が在籍という権威性をヘッドラインに配置。
有名選手の実績と結びつけ、“本物感”を補強しました。

👀ファーストビュー設計:第一印象で勝負が決まる

📍店舗型なら“場所情報”は必須

「駅から徒歩2分」などのアクセス情報を冒頭に。
色は“白地に黒文字”で視認性を優先。おしゃれさより読みやすさです。

🗣️社会的証明の出し方

通常はLP下部に置く「実績」や「お客様の声」を、今回は冒頭に。
店舗名だけでは知らない人もいるため、早い段階で補強しました。

👤お客様の声は“数より質”

数合わせではなく、ペルソナに一致した声を厳選し、内容を厚く。
「エイジシュートを目指せるようになった」という具体的な声はターゲットに強く響きました。

💰強気のオファー設計:「体験レッスン15,000円」

競合は2,000〜3,000円で体験レッスンを提供。
それに比べて15,000円は「強気」に見えます。
でもここで大事なのは「価格<期待値」。

  • 世界40万人以上が学んだスイング理論

  • レッドベター公認のインストラクター

これらを提示することで「むしろ安い」と感じる人だけが申し込みます。

結果、体験後の40万円超レッスンの成約率は約80%に。
数は少なくても、利益率が跳ね上がったのです。

🤔疑いと共感をどう設計したか?

😓多くの人が抱える疑い

  • 「高額レッスンを受けてもスコアが変わらない」

  • 「その場では打てても翌日コースで崩れる」

こうした“疑念”をあえてLPに書き込み、共感を誘いました。

📸リアリティの演出

  • 屋内だけでなく芝の上での写真を掲載

  • インストラクターの人柄や想いを文章化

これにより「対症療法ではない」「誠実に寄り添うスクール」という印象を作りました。

🔢成果と失敗からの改善

✅成果

  • 体験レッスン予約数:約2倍

  • CPA:14,000〜20,000円

  • 体験後レッスン成約率:約80%

❌失敗と改善

最初は広告費を3〜4万円かけても反応が出ず。
ヒートマップ分析で「場所情報」のクリック集中を発見。
→配信校を切り替えたら一気にCVが伸びました。
つまり「動線が良いのにCVしないときは、アクセスや立地など外的要因を疑う」ことが大事だとわかりました。

💡今に通じる学び

  1. 数より質を追え
    問い合わせ件数よりも「利益に直結する顧客」を集める設計を。

  2. リサーチは経営者の感覚を疑え
    データと顧客インタビューが真実を教えてくれる。

  3. 価格はフィルターになる
    安さではなく期待値で判断させる。強気のオファーがむしろ信頼を高める。

  4. 共感は具体的に
    抽象的な悩みではなく「50万円払ったけど変わらなかった」といったリアルな言葉が響く。

  5. 改善は地理や外的要因もチェック
    ヒートマップで精読されているのに反応しないなら、立地や動線を疑う。

✅明日から実践できるアクションプラン

  • ✅顧客3名にヒアリング→共通項が出るまで深掘り質問を繰り返す

  • ✅自分の商品を「一言コンセプト」に凝縮して紙に書く

  • ✅LPファーストビューに「誰に・何を・どこで」を明示

  • ✅お客様の声は数より質。ターゲットに合うものを厚く使う

  • ✅広告は1日3,000円×3日で小さくテストし、当たりに集中投下

🚀まとめ:LPは「設計の勝負」

この事例が教えてくれるのは、
「LPは問い合わせ数を追う場所ではなく、利益率を守る設計の場」だということ。

  • リサーチで真の顧客を見極める

  • 一言で刺さるコンセプトを設計する

  • 期待値>価格をつくる

  • 数ではなく質を追う

この思考を持てば、LPはただの広告ページではなく「利益を生む資産」になります。
あなたのビジネスでも、まずは一つ、実践してみてください。

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